ここで、爪にとって極めて大事な原理を挙げておきたいと思います。名付けて『スコップの原理』です。

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『スコップの原理』

  スコップと同様に、爪はその長さと幅とが保たれていることが最も重要である。
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 ある日、久しぶりにスコップを取り出してみたら、へりがひん曲がったり錆びてざらついていたりしていたので、金物屋に修理に出すことにしました。

 しばらくして、修理が終わったとのことで受け取ってみると、なるほどへりはまっすぐできれいになっていますが、修理前と比べて明らかに長さも幅も小さくなっています。これでは深く掘れませんし、一度に掘れる幅も狭いので、非効率的なことこの上ありません。

 これはどういうことかと金物屋に問いただしたら、

  「ハイ、へりの傷んでいたところを切り落としておきました!」

  「・・・!!」

 どうでしょうか? 「ふざけるな」と思いませんか?

 きっと、大部分の方は「こんなことなら修理になんか出さなきゃよかった」と思うのではないでしょうか。

 この金物屋は「スコップにとって何が重要か」がさっぱりわかっていません。確かにへりが滑らかで美しいこともいいことには違いありませんが、それよりも、スコップは先端部分の「長さ」と「幅」が充分になければ使いものにならないのです。それを無視して、へりを安易に切り落とすのは本末転倒、まさに「角(ツノ)を矯(タ)めて牛を殺す」的な愚行と言う他にありません。

 スコップなら、新しいのを買えばそれで済みます。ですが、もしあなたの爪で同じようなことが行われたらどうでしょうか。長さはともかく、幅は一旦狭くしてしまうと、もう元に戻すことはできません。あなたはその不便な爪のまま一生暮らしていかなければならなくなるのです。悲惨だと思いませんか?

 爪の本来の役割を損なわないためには、その「長さ」と「幅」とを保つことを最も重視すべきなのです。


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                             医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル 内科 宮田 篤志
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