あなたは

   「巻き爪」

とか

   「陥入爪」

とかいう言葉をご存じですか?


 このブログに関心をお持ちの方であれば、きっとどこかでお聞きになったことがあるでしょう。

 では、それぞれどのようなものか説明できますか?

 こう聞くと、おそらく

   「あれ? どっちも同じなんじゃないの?」

と思う方が少なくないだろうと思います。

 実際、この「巻き爪」と「陥入爪」はとても混同されやすく、医師でさえ「同じもの」と考えている人がいるくらいなのです。

 ですが、

   この2つは完全に別物

です。まず、ここをしっかり押さえておきましょう。


 「巻き爪」は正式には

   「過彎曲爪(カワンキョクソウ)」

と言い、爪が異常に丸く変形している状態を指します。爪は正常でも丸く彎曲しているものですが、その程度が著しいものを「巻き爪」と呼ぶわけです。中には、爪の縁(ヘリ)が指の肉を圧迫したり挟み込んでしまっているものもあり、ひどいものでは、まるでロールケーキの切り口みたいに渦巻き状になっているものさえあります。

 ですが、「巻き爪」は爪の変形を言っているだけなので、爪が肉に食い込んでいるとか、出血や痛みがあるとかいうことは問いません。


 一方、「陥入爪」は別名として

   
「刺し爪」


とも呼ばれ、爪の縁が指の肉に食い込んで出血や痛みを引き起こしている状態を指します。爪の変形の有無は問いません。ですから、たとえ爪が真っ平らでも出血や痛みを伴っていれば「陥入爪」と言えるのです。


 この2つは同時に起こる(合併する)こともよくあります。その場合には症状も激しく、治療も難しくなります。

 ですが、心配は要りません。現在の最先端の技術を用いれば

   
ほとんどの「巻き爪」・「陥入爪」は
 手術なしで解決できる

のです。

 ただ、残念なことに、現在のところ大部分の爪治療には保険がききませんので、自費になってしまって費用が高くなる難点があります。

 ですが、現時点では保険診療でできる「治療」は必ずしも適切とは言えず、不用意に受けてしまうと、爪が変形してしまったり、痛みが長引いたりして日常生活に支障をきたすことになりかねず、結局は「損」になってしまいやすいのです。


 もし、あなたが「巻き爪」・「陥入爪」でお困りでしたら、決して安易に手術を受けたりなさらず、ぜひとも、しかるべき医療機関に相談するようにしてください。

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 爪専門外来について診療・相談ご希望の方は、どうぞ下記のホームページをご参照の上、電話にてお問い合わせください。

  医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル ホームページ: http://www.fureai-g.or.jp/fhh/

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                             医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル 内科 宮田 篤志
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