ここまでの記事をお読みくださった方は、恐らく

   「では、実際に治療を受けるにはどうしたらいいのか?」

という疑問を持たれることと思います。中には、

   「すぐにでも治療を受けたい」

という方もいらっしゃることでしょう。


 ですが、現在のところ、爪疾患の診療に積極的に取り組んでいる医療機関はまだとても少ないのです。

 ただやみくもに「皮膚科」や「整形外科」の標榜だけを頼りに受診しても、適切な治療を受けられる可能性は10に1つ、いや、100に1つもないでしょう。


 現在、巻き爪の適切な治療に不可欠な(と私が確信している)『マチワイヤ』(別名『超弾性ワイヤー』とも呼ばれる、形状記憶合金の針金)を使用している医療機関は、製造元の

   有限会社多摩メディカル(ホームページ:http://tama-medical.com/

に登録することができるようになっているので、ホームページから検索すれば、地域別に調べることができます。

 その登録情報(平成24年10月3日現在)によると約1000施設が登録されているのですが、地域によってその数の差が激しく、大部分が大都市に集中しているのが現状です。

 例えば、東京都にはもちろん数多くの登録施設があるわけですが、その大部分が23区に集中していて、東京市部になるともう大幅に減ってしまうのです。

 私がいる神奈川県では、横浜市への集中が著しく、そこには何と48施設もあるのに、他の地域では川崎市の16施設を除けば全て1桁であり、以下、横須賀市(8)、相模原市(6)、小田原市(4)、藤沢市(4)、海老名市(3)、大和市(2)、厚木市(2)、秦野市(2)、平塚市(1)、寒川町(1)というのが現状(括弧内は登録施設数)なのです(私のいる「医療法人健齢会ふれあい平塚ホスピタル」は現在登録申請中)。つまり、それ以外の地域には

   1箇所もない

ということになるのです。

 これでは、人によっては、地元の市町村の医療機関を受診する限り、適切な治療を受けられる可能性は「100に1つ」どころか

   全くない

ことになってしまいます。

 爪に対する医療機関の関心がいかに低調かがよくわかろうというものです。


 ですから、皆さんはむやみに近くの医療機関を受診することなく、まず(有)多摩メディカルのホームページ(http://tama-medical.com/)などを参考にして、よくお調べになることをおすすめ致します。


 少なくとも、「とりあえず、一度治療を受けてから判断しよう」というお考えはおやめください

 こと爪に関する限り、不適切な「治療」を一度でも受けてしまうとかえって悪化してしまったり、ひどい場合には

   もう元に戻せなくなる

ことすら珍しくないのです。そして、現時点では大部分の医療機関でまだそのような不適切な「治療」が当たり前のように行われているのです。

 ただ、誤解して戴きたくないのは、そのような医療機関も決して悪意があってそうしているのではないのです。適切な治療手段をまだ知らないだけなのです。そして、私自身もかつてはそうであったのです。ですから、もしあなたが当事者であるとしても、ゆめゆめ責めたりなさらないようお願い申し上げます。


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 爪専門外来について診療・相談ご希望の方は、どうぞ下記のホームページをご参照の上、電話にてお問い合わせください。

  医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル ホームページ: http://www.fureai-g.or.jp/fhh/

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 また、私個人へのメールによる問い合わせにも対応致しますので、ご希望の方は下記メールアドレス宛にご送信ください。ただし、職務の都合上、返信に日数を要することがありますので、ご諒承ください。

                             医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル 内科 宮田 篤志
                             メールアドレス: miyataatsushi@livedoor.com



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