前回の最後に述べました通り、『鬼塚法』にはどんなにうまく手術したとしても、また、どんなに運がよかったとしても、絶対に起こってしまう「合併症」、つまり

   『鬼塚法』の本質的な欠点


とも言える弊害があります。

 それは何かと言えば、

   爪の幅が狭くなってしまうこと

です!


 ・・・。


   「そんなの当たり前じゃないか」

   「今さら何を言ってるんだ」

といった声が聞こえて来そうですね。

 そうなのです!!

 『鬼塚法』という「手術」とは「爪の幅を狭くする手術」なのですから、受ければ爪の幅が狭くなるのは

   当たり前

です。まさにそのための「手術」なのですから。だからこそ、絶対に避けられない結果と言えるのです。


 では、「爪の幅が狭くなること」がなぜ「欠点」なのでしょうか?

 ここでピンと来ない方には、ぜひともこのブログを最初から一通り読み返して戴きたいと思います。特に、「爪の存在意義」についての記事(http://biso-tsushin.doorblog.jp/archives/11921362.html から)が重要です。

 爪の持つ役割、それを充分に果たすことができるためには何が必要でしょうか? ただ爪がありさえすればよいというわけではないはずです。

 もうおわかりでしょう。

 爪がその本来の機能を発揮するためには、

   充分な幅がなければならない

のです! つまり、爪が残っていても、幅の狭い貧弱な爪ではろくにその役割を果たせなくなってしまうわけです。

 結局、『鬼塚法』が完璧に成功したとしても、爪の幅が狭くなったために

   指先を怪我しやすくなった

   爪が細くなって見てくれが悪くなった

   指先に体重をかけづらくなった

というような「障害」が残ってしまうことになるのです。そして、これはもう如何なる手段を用いても元に戻すことは不可能なのです。こういった「障害」のせいで足の踏ん張りが利かなくなり、スポーツができなくなったり、バレエなどの踊りが踊れなくなったりしてしまう危険があるのです。


 それでも、もし『鬼塚法』以外に治療法がないのだとしたら、まだやむを得ないと言えるでしょうが、現実にはそんな「手術」などしなくても保存的治療でそれ以上の治療効果が得られるのですから、もう『鬼塚法』にこだわる必要は全くありません。


 如何でしょうか? 皆さんはこれでもまだ『鬼塚法』が「標準的手術」と呼ばれるにふさわしいと思われますか? 自分も受けたいと思われますか?

 少なくとも、私は決しておすすめ致しません。

   このような「手術」をしなくても、

もっと痛くなく、効果的に治せる

方法を知っているからです。


 皆さんも、もしこの『鬼塚法』のような「手術」をすすめられていらっしゃるのでしたら、ご決断の前にぜひとも他院にもご相談されるようおすすめ致します。もちろん、私の爪専門外来でも結構です。


(続く)


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 爪専門外来について診療・相談ご希望の方は、どうぞ下記のホームページをご参照の上、電話にてお問い合わせください。

  医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル ホームページ: http://www.fureai-g.or.jp/fhh/

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 また、私個人へのメールによる問い合わせにも対応致しますので、ご希望の方は下記メールアドレス宛にご送信ください。ただし、職務の都合上、返信に日数を要することがありますので、ご諒承ください。

                             医療法人健齢会 ふれあい平塚ホスピタル 内科 宮田 篤志
                             メールアドレス: miyataatsushi8@gmail.com



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